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愛するキミへ。

木曜の夕方から、
ベリが数えきれないほど吐き始めた。
コポッとか、ゲボッとかそんな動作も音もなく、
気が付いたら口から全てが流れるようになった。

空っぽになったお腹。
膿の詰まった鼻、ひどく冷たい手足。
虚ろだネ。苦しいネ。
水を飲むコトさえもぉ出来ない。
喉を動かすコトさえ出来ない。

お別れの刹那が近付いている。
ソレは、とても静かな急変で。
ひとりで何度も嘔吐物を処理しながら、
「あぁ…とうとう覚悟しなきゃならない」
と、何も考えられない金曜日。


人生の半分以上をベリと過ごして来たから、君のいない時間は考えられない。
だけど、苦しいネ。
そんなに苦しめ続けたくないんだ。
辛いョ、悲しいョ、ベリが居ない世界をどう生きるかなんて知らないョ。
でも…もぉ十分すぎるくらい頑張ってくれたから、楽になってくれても良い。

ベリの居ない家なんて考えられない。
家族の想い出も、全部ベリが居る。
世界でいちばん大好きだョ。
こんなに急に…以外にコトバが見付からなくて、みんな途方に暮れてるんだ。

「やれるだけのコトはやった」
「14才目前、十分に頑張ってくれた」
そうやって言い聞かせながら、その後には
「でもどうか誕生日まで居て欲しかった」
「べっくんのいない人生なんて考えたコトもないし、考えられない」
と口を付いてしまう、そんな繰り返し。
パパもママも、アタシも。


もぉ気休めも何もない。
理解る、全身で感じ取ってしまう。
あの独特な匂いと気配。
大切な者を失う間際の、あの感覚。

「その時は化けて出て来てネ」
「お願いだから、間違っても虹の橋でこっちの祖父母に声かけないで。
優しいベっくん、優しいからってソレだけはやめてネ。絶対にパパを待ってて」
「ねねの弟は、後にも先にもベリくんただひとりだからネ。一生ベリだけだョ」
「ごめんネ、怒ってごめんネ」
「頑張ってくれてありがとう」


「世界でいちばん大好きだョ、ベリー」


覚悟なんてつくはずがない。
君を失う恐怖になんか勝てるはずがない。
後悔ばかりが募る。
累々と並べられた現実が取り囲んで来る。
絶望が、親しげに肩を叩いては、
「やぁ」と大きな口を開けて隣に居座る。

我が家には嫌なジンクスがある。
大切な存在は、必ず誕生日の目前に亡くなる。
そして…家族が増えるとその誰かが居なくなる。
ベリが来た時には母方の祖父、茶々が来たら母方の祖母。
だからネ、ずっとずっと怖かった。

うるさい!と怒ってしまった。
今はもぉ声さえも出してくれない。
寝かせてって愚痴ってしまった。
ごめんごめんって言ってばかりで、
ありがとうの声が嗚咽で詰まってしまう。


想っても、想っても。
どうして人は忘れてしまうんだろう。
君を想う、ひとつずつ忘れながら。
置き去りの心を涙が拭いていく。
何もかも焼き付けておけたら良いのに。
網膜も、海馬も、手のひらの細胞も、
何もかも覚えていてくれたら良いのに。

ソレでも、今、
必死に生きてくれてるベリーが、ただただ何よりも愛おしいョ。

大好きだョ、ベリー。
本当に本当に、心の底から。
こんなに凄い弟と一緒に育ったコトは、
ねねの人生でいちばんの誇りなんだョ。


月曜から、頼まれてまた泊まり込んでいた。
そうこうする間に両親が熱中症で倒れたりもした。
(救急外来で点滴を打ちに連れて行った)
何だか目まぐるしい1週間。
私は、明日も朝イチで通院が控えている。

地元の病院だし、ベリも気になるし今日も泊まろうと思いきや。
「ママ、ゆっくりべっくんと過ごしたい」
と母から要望が出た。
パパと~ママと~ベリくんとぉ~♪
何時も歌ってた唄、ベリが目を開いて。
「パパとママとべっくんと、3人で過ごしたいの」
猫も可哀想だから…と説得され、帰るコトになった。


「明日も来るからネ、また明日ネ!」
耳許で、努めて明るく張り上げる声。
茶々は明日は来るかわからないから…
と挨拶を促す。
変わってしまった匂いに、戸惑っているようだった。




未だに見慣れぬ自宅に戻り、ひとり、
コレを書き綴りながらぼんやりとしています。
垂れ流しの涙、化粧が溶けて真っ黒な顔。
其処彼処にあるベリの写真。
鳴き声が聴こえる気がして、思わず顔を上げてしまう。

散らかった感情のままで、巧く笑えないケド。
明日も君に逢いに行くから。
もしも許されるなら、外に行こうョ。
ずっと一緒に歩いた街だから。

お願い、意識を途切れさせないで。
あとほんの少しでも、どうか傍に居させて。


* * * * * * * * *

土曜=16日。
プルキニエ、雨上がりの青い宵闇。
寝たきりでつまらなそうなベリが可哀想で、
反対を押し切ってカートに乗せてみた。
主人と2人、濡れた道路を押し歩く。

どうせ歩けないなら、土手に行っても良いよネ?
下ろさなきゃ濡れないし、舗装路だけ行けば良いじゃん。
なんて、思い付きで土手に降りてみた。

勿論、誰もいないけれど…
久しぶりに、少し明るい顔が見れた気がしたんだ。



次の週は休日出勤。
今日しかない!昨日の反応も楽しそうだった!
と、またまた反対を押し切って強引に連れ出した翌日。

お友達に逢う。
コーギー、カプちゃんことカプチーノくん。
そして春にお向かいに引っ越して来た柴のチャコちゃん。
ずっと知ってるダックスのダンくん。


介護マットごと降ろして。
河川敷の草の上、川風はやっぱり涼しくて。
暑がりのベリも調子が良い気がするし、
何よりやっぱり、みんなに逢えて嬉しそうに見えた。


帰りには少しだけ首を持ち上げたョ。
「楽しかった?」
話しかけたら、久々にこっちを見てくれた。
帰りのスロープでもお友達に逢ったネ。
お隣のミミちゃん、ゴールデンのドリーちゃん。
みんなからもらった、たくさんの頑張れ。

可愛いなぁ。。



平日も、6時過ぎから連れて行けば良かったな。
「次は23日の土曜ネ、日曜出勤だから」
なんて悠長にするんじゃなかった。
まさかこんなコトになるなんて思ってなかったんだ。
こんなに、突然…こうなると思わなかったんだ。

当たり前なんてないって、知ってたのに。
ごめんネ、ベリー。ごめん。



本日、コメント欄を閉じさせて頂きます。
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テーマ : LAB☆LOVE☆ラブラドール
ジャンル : ペット

BERRY
birth:2000.9.12
kind:ラブラドールレトリバー
sex:♂  color:イエロー
weight:36kg

おっとり優しい男の子。
泣き虫、かなり甘えんぼ。
ラブなのに愛想がないマイペース。
だけど我慢強い頑張り屋さん!
前肢のハンデ・甲状腺障害、
お腹の中の巨大腫瘍…。
そして高齢による様々なコト。
どんな困難にも負けない強い男の子☆
茶々
birth:2004.11.20頃
sex:♀ kind:茶トラ
weight:too heavy...

とても賢い分かなり生意気。
何時まで経ってもやんちゃ娘。
真冬の氷雨の中、ベリに拾われた。
自分を「大きくなれない大型犬」
だと思っているらしい。
特技はレトリーブ&ドリブル!
なかなか珍しい茶トラの女の子。
MaNa
birth:11.25
sex:♀  type:O

ベリ茶々の『ねね』
とにかく大型犬が大好き!
だけどベリは両親の息子ちゃんなため
2012年、茶々を連れ嫁入り。
料理と動物が好き。
家中をラブ・茶トラ・キティちゃんの
グッズで溢れさせる迷惑な妻←
ベリーの介護のため何かと実家へ赴き
顔を見に行く生活。
シニアlifeでも幸せなのです♡
JUMPEI
birth:10.1
sex:♂  type:O

旦那さん。茶々のにーたん。
今まで犬猫はおろか、幼少時から動物
に一切関わらない生活を送ってたのに
犬バカ一家の娘にプロポーズ…
しかも大型犬。そして嫁入り猫付き。
今ではかなりの猫バカ茶トラばか♪
ベリの介護にも率先して参加しベリの
ために実家付近に家を借りてくれた、
すっかり動物好きな銀細工職人。
IV-U
Unique,Universal,Unknown,Unchain
の4つのU【4U】をコンセプトに、
あなたのためのアクセサリー(for you)
を全て手作業で作っております。

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